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食事のポイント

病態別の食事ポイント


コレステロールと食事の問題を考えるとき、総合的な食事のポイントと、病態別の食事ポイントの両面から考える必要があります。たとえば、血中のコレステロール値が高い「高コレステロール血症」の人、コレステロールと中性脂肪が高い「高コレステロールおよび高中性脂肪血症」の人、またHDL(善玉コレステロー)が少ない「低HDLコレステロール血症」の人というように、それぞれ対策が異なります。

総合的な食事ポイント
特別なことはなく、「健康的な食事バランス」を考えることです。

1.摂取エネルギーの調整
2.動物性脂肪を控える
3.規則正しい、バランスの良い食事
4.食物繊維を充分に
5.塩分と甘みを控える

病態別の生活の注意点

●高コレステロール血症の場合
・食品からのコレステロールを1日300ミリグラム以下に抑えます。鶏卵は、確かにコレステロールが高いですが、全体的に優れた栄養食品であることから1日1個程度は食べるようにしましょう。
・動物性脂肪を控えて植物油や魚を多めにすること、食物繊維を充分にとることを特に心がけましょう。

●高コレステロールおよび高中性脂肪血症の場合
高コレステロール血症の場合に加えて次の2点に気をつける必要があります:
・アルコールは控えめにする。
・肥満の解消と、甘い糖類のとりすぎに特に注意します。

●低HDLコレステロール血症
・適度な運動はHDL(善玉コレステロール)を増やすのに効果があります。運動を積極的にして、肥満の解消や防止に努めましょう。
・適度のアルコール摂取は、運動と同様の効果があります。
・禁煙をしましょう。

油脂の摂取


高コレステロール血症の人は、油脂の摂取の仕方として動物性脂肪を控えて、植物油や魚を多めにすると良いといわれます。
油脂にはどのような種類があるでしょうか。

動物性と植物性の摂取の比率は1:2が健康的な食事の目安とされます。たとえば、炒め物をするときの調理油を動物性油脂であるバターから植物性のごま油やサラダ油に変えるようにします。

植物性の油というと、一般的にはサラダ油やごま油、コーン油などが利用されます。その他、オリーブオイルやレモンオイル、クルミの油など、香り豊かな植物油が世界にはたくさんあります。いろいろな油を使い分けてみましょう。

また、豚肉、牛肉の脂身は控えめにし、鶏肉の皮は取り除くようにし、アジやイワシなどの青い背の魚から質の高い油をとるように心がけることも大切です。

さんまやサバなどの青い背の魚には、良質の魚油が多く含まれます。EPA(エイコサペンタエン酸)・DHA(ドコサヘキサエン酸)のふたつの不飽和脂肪酸は、血液をさらさらにし、血液中のコレステロールや中性脂肪の量をさげる働きがあり、魚のなかでも特にイワシやアジといった青い背の魚に多く含まれています。
不飽和脂肪酸にはコレステロールの沈着を防ぐ作用があります。
魚の油は動物性ではありますが、肉類の油脂とは別に考え、むしろ植物性と同様に考えます。

ただし脂肪酸は酸化すると、逆効果となり、動脈硬化を促す過酸化脂質に変化してしまいます。しかも不飽和脂肪酸を多く含む脂肪酸ほど酸化しやすい性質があります。油は新鮮なものを用いることが大切です。

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