イカ、エビ、貝類
イカ、エビ、タコ、および貝類は、一時期コレステロールが多い食品として敬遠されたことがありました。しかし、現在ではこれらのコレステロール含有量は半分以下に修正されました。そもそも1回に食べる量から考えるとまったく問題ではありません。それどころか、これらにはタウリンという成分が多く含まれ、成人病予防に効果があるとして注目されています。
タウリンは、血中コレステロールをさげ、善玉コレステロールを増やす作用があります。しかもコレステロールだけでなく、胆石の予防、血圧の正常化など、成人病予防に役立つ成分です。
コレステロールを低下させる作用のある成分として、不飽和脂肪酸が注目されていますが、不飽和脂肪酸を多く含む脂肪酸は酸化の進みは早いという難点があります。不飽和脂肪酸の酸化を防ぐのに有効なのがビタミンEです。イカやエビには、このビタミンE(E効力)が多く含まれています。
タバコや多量のアルコールは体内で過酸化脂質を増やします。コレステロールが高いうえに、喫煙やアルコールもこよなく愛している、という方は、是非、イカやエビを食べるようにしてみましょう。
魚で注意すべきは、内臓や卵、皮、血合いの部分です。身の部分にはあまり含まれていませんから、切り身の魚はまず安心して食べれます。ただし、めざしやしらす干しは、カルシウム源としては貴重なのですが、内臓や骨ごと食べることから量に注意しましょう。
エビ料理レシピ エビとトマトのとろみ煮
エビとトマトのとろみ煮は、芝エビのぷりぷり感が楽しい料理です。片栗粉と卵白で衣をつけることから、ふっくらと仕上がります。卵はコレステロールが高いので心配される方もいらっしゃいますが、卵のコレステロールは卵黄にほとんどが含まれ、卵白だけでは問題ありません。しかも卵白にはたんぱく質が豊富ですから、健康に良い食品です。
エビとトマトのとろみ煮 レシピ
◆材料(4人分)
・小エビのむき身・・・200g
(芝エビなどを殻と背わたを取って利用しても可)
*下味A
・塩、コショウ・・・少々
・酒・・・大さじ1
*衣
・片栗粉・・・大さじ1
・卵白・・・1/2個分
・玉ネギ・・・1/2個
・トマト・・・2個(ホールトマトの缶詰でも可)
・グリーンピース・・・大さじ1
*調味料
・ケチャップ・・・大さじ2
・塩・・・小さじ1/3
・酒、酢、水溶き片栗粉・・・各大さじ1
・スープ・・・大さじ3
・油・・・適宜
◆下ごしらえ
1.エビは下味Aをつけ、片栗粉と卵白を混ぜ合わせた衣をつけます。
2.玉ネギは1cm角に切ります。
3.トマトは細かく刻みます。
◆つくり方
1.エビと玉ネギをさっと熱湯をくぐらせます(湯通し)。
2.フライパンに油を少々熱し、調味料(ケチャップ、塩、酢、スープ、水溶き片栗粉)を加えて熱し、1のエビと玉ネギ、刻んだトマト、グリーンピースを加えて煮ます。
3.ひと煮立ちしたら出来上がりです!
鶏ささみ肉の昆布巻き
血中コレステロール値の高い人にとって、海藻は是非、食事に採り入れて食べていただきたい食品です。海藻は、コレステロールの腸内での再吸収を防ぎ、コレステロール低下に一役買ってくれる力強い味方なのです。
昆布というと、だしに使うほか、あまりレシピを思いつかない方が多いかもしれません。そこで若い人でもおいしく召し上がっていただけるようお肉に巻いてみてはどうでしょう。ダイエットの味方、鶏ささみ肉を使えば、理想的なメニューです。
ささ身肉は、脂肪が少ないことから物足りなさを感じがちですが、昆布のうま味がおいしくしてくれます。
鶏ささみ肉の昆布巻き
◆材料(2人分)
・鶏ささみ肉・・・4本
・昆布巻き用の昆布・・・1m(約5倍に増えます。戻して50g)
・かんぴょう・・・1.5m
・昆布の戻し汁・・・適量
・砂糖・・・大さじ2
・しょうゆ・・大さじ2
・酒・・・大さじ1
*かんぴょうが無い場合は、つまようじでとめます。器に盛るときにとります。
◆下ごしらえ
1.昆布は水につけて戻し、9等分にします。
2.鶏ささみ肉は幅が広いほうに白く見えている固い部分(筋)があります。指先で肉を押さえながら、包丁を筋にあて、しごくようにして筋を引き抜きます。筋を取ったら、1本を縦半分にしてから昆布の幅に切ります。
3.かんぴょうは塩でもんでから水で洗います。
◆つくり方
1.昆布は3枚を一組にして、鶏ささみ肉を芯にして巻き、かんぴょうで数箇所結びます。
2.平らな鍋に1を並べ、昆布の戻し汁に水を加えてヒタヒタになるようにして20~30分煮ます。
3.砂糖、しょうゆ、酒を加えてさらに20分煮て煮汁がなくなるまで煮含めます。
4.かんぴょうの結び目の間を切って、器に盛ります。